中小企業診断士に合格!その後のロードマップも

中小企業診断士試験は、簡単に合格できるレベルの試験ではありません。
中小企業診断士は、日本で唯一の経営コンサルタント資格であり、そのための試験となるためかなりの難易度を誇るのです。
その試験に合格した後には、中小企業診断士として活躍することになりますが、どのようなロードマップを歩んでいくのか、しっかりと認識しておかなければいけません。

中小企業診断士に合格を目指す

中小企業診断士を目指すのであれば、まずは試験に合格しなければいけません。
中小企業診断士試験は、1次試験と2次試験から構成されています。
まずは2次試験の合格を目指すことになりますが、 ここから難関です。
試験は年に1回しかなく、チャンスを伸ばせば1年待たなければいけません。
その間に、7教科に渡る科目の勉強をしていくことになりますが、それぞれが別の内容を持っており、専門的なレベルまで理解を進めていくことになるのです。

理解度を深めるだけの科目だけではなく、暗記科目も存在します。
それぞれ勉強方法が異なるため、同じように勉強することができないのです。
こうした問題から、1次試験を突破するために資格学校を使う方法も考えなければいけません。
効率的な勉強が重要な鍵を握るからです。

1次試験を突破した後には、2次試験があります。
2次試験を受けずに、中小企業診断士養成課程を受講するという方法もあります。
この方法でも中小企業診断士になることができますが、費用は100万円以上かかることを覚悟しなければいけません。
学校によって受講料が変わってくるため、現実的にはほとんどの人が選択ができないと言えます。

2日間は記述と口述試験で、20%の合格率を持っているのが特徴です。
1次試験とは違い、相対評価のため上位から20%に入る必要が出てきます。
記述試験は、非常に厄介な性格を持っている試験で、正確な答えがわかりません。
必要なキーワードを盛り込み、指定の文字数で回答をまとめることになるため、模範解答を見たとしても全て合ってるとは限らないのです。

このように分かりにくい問題を抱えるため、1次試験よりも2次試験で資格学校を使うことも出てきます。
講師の元で解答の作り方を覚え理解し、臨むという方向です。
口述試験の方が、99%合格すると言われている程で、記述試験の内容が質問され後藤で返答をするといった形になります。
この二つの試験に合格して、初めて中小企業診断士としてスタートラインが見えてくるのです。

中小企業診断士に合格したら

中小企業診断士試験は、あくまでも合格を目指すだけです。
合格したからといって、すぐに中小企業診断士として、活動できるわけではありません。
経済産業省への登録が必要となりますが、そのためには3年以内に指定の実務講習を受講するか、15日以上の実務に従事する必要があります。

実務補習は、中小企業診断士協会が行なってます。
基本としてコースが決められており、7月8月9月のどれかを選ばなければいけません。
会場は札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡のいずれかです。
近いところを選ぶ必要がありますが、大都市に限定されているため、通えるかどうか確認しておく必要があります。

この他の場所では行われておりません。
場所によっては、車で行かなければいけないようなところに住んでいる場合もあるはずです。
駐車場などの確認も必要となります。

実務補習も15日間と日数がが決められており、15日間コースか5日間コースかどちらかを選ばなければいけない仕組みです。
5日間コースの場合、3回受けることになります。
ほとんどの人が働きながら中小企業診断士を目指すことになるため、15日間休みを取るというのは現実的に難しいでしょう。
5日間でも3ヶ月しかない中で3回受けなければいけなくなれば、非常に忙しい日々を過ごさなければいけません。

15日間コースと5日間コースの大きな違いとして、費用も全く違います。
15日間コース場合、163000円です。
5日間コースは、55000円とかなり下がりますが、3回受講する事を考えると少し割高になります。
それでも安い金額とは言えません。

事前に中小企業診断士をしている事務所などにお願いして、診断実務に15間従事するという方法もあります。
この方法の場合、現在の仕事をどうするのかといった問題が生じるはずです。
中小企業診断士を行っている事務所で働きながら取得を目指している形でなければ、現実的には難しい条件と考えられます。
15日間仕事に従事するということを考えれば、知人にそういった事務所があったとしても、簡単には満たすことができないのです。

自分でクライアントとのある中小企業を探し、診断するという方法もあります。
しかし、相当な関係性を築いていなければ、自社の内部情報を中小企業診断士にもなれない人間に公開するのはありえない話です。
現実的に考えてみても、ほとんどの人は選択することができないでしょう。
ほとんどの人が、実務補習を受講する選択を取りますが、事前に綿密な計画を立てておかなければ、参加は容易ではありません。

合格した中小企業診断士のロードマップ

合格後にどのような活動をするのか、中小企業診断士としての立場もふまえ考えておかなければいけません。
合格した後にどのような営業ルートをとるのか、経営をどうするのか考えておく必要があります。

中小企業診断士は、独立しなければ名乗れないというわけではありません。
あくまでも登録することが条件であり、開業することが条件ではないからです。
開業する場合には、クライアントを見つけておかなければ路頭に迷うことになるでしょう。
中小企業診断協会へ入会したところで、すぐに仕事を紹介してくれるというようなことはありません。
人脈は広がっていく可能性はありますが、あくまでも可能性のレベルであり、稼働できるかどうかの話ではないのです。

大事なこととして、地元の商工会議所をなどと関係性を築くことが必要です。
中小企業を主なクライアントとする経営コンサルタントとなるため、相談に来る場所に営業をかけなければいけません。
商工会議所は、経営に行き詰まった相談などに対して、中小企業診断士を紹介することがあります。

銀行なども同じで、融資を受ける際に、事業計画書を中小企業診断士に依頼するように話をすることがあるのです。
こうした商流をしっかりと押さえ、利用して頂けるように流れを作らなければいけません。
中小企業診断士に登録する前からできることであり、普段の仕事の関係性も活かすことができるはずです。

中小企業には様々な業種があり、それぞれに商流が存在します。
会合などを紹介して頂き面識を作るといった方法も必要ですし、知人友人から流れを作っていく必要もあるでしょう。
一朝一夕には出来上がることではないため、計画的に進めなければいけません。

もう一つ、登録しないという方法もあります。
登録しないでおくことにより、デメリットとして生じるのは、中小企業診断士として登録できないことです。
登録できない以上を名乗ることもできませんが、中小企業診断士試験に合格したということはなくなることがありません。
実際に、経営コンサルタントとして中小企業診断士である必要性はなく、そのまま活動していくという方法もあるのです。

合格する前から中小企業診断士としての活動予測

中小企業診断士として登録するためには研修に行かなければならないことからも、一般の企業でこれほどの休みを取るのは簡単なことではないでしょう。
有給などを用意しておき、研修などに当てられるかどうか、受験する前から考えておかなければいけません。

こうした問題が生じるのも、経営コンサルタントとしての立場を考えた時に、学生などが受験するのが非常に少ない資格だからです。
多くの知識が必要なだけではなく、取引の関係なども重要になります。
これまでどのような経験を積んできたかによって、中小企業診断士としての道も変わるのです。
そのため合格前から、研修などの活動予測をしておく必要があります。

費用の面も大切です。
研修を受けるだけでもかなりの負担が生じるのは間違いありません。
仮に合格後に研修を終了し、そのまま登録するとします。
中小企業診断協会に登録するとなれば、年間7万円前後の費用が生じるのです。
これも事前に用意しとかなければいけません。

独立するとなれば、開業資金の用意も必要です。
回転資金として、最低3か月間は仕事がなくても暮らせるだけの貯えもなければ耐えられません。

開業したからといってすぐにお客がつく仕事ではないからです。
自分がいくら有能だと思っていたとしても、相談する側の立場を考えてみる必要があります。
中小企業診断士に経営コンサルティングを頼むとすれば、余裕のある状況ではないのは確かです。
何かしら困った状況が大きい対応しなければいけないということになります。

こうした状況で、見ず知らずの中小企業診断士に内情を話すのかといえば、厳しいことは容易に想像がつくはずです。
そのため、しばらくは営業だけの日々が続くことになるので、回転資金は余裕をもって用意しなければいけません。
独立するということでは場所の用意も必要です。
自宅で開業するなら、接客できるスペースや電話などの設備、パソコンもなければいけません。
こうした用意も含め合格前から、活動予測し計画的に進めておくことが必要です。

まとめ

中小企業診断士は、試験に合格するだけでも大変ですが、登録から開業までの道のりも相当険しいものが待っています。
経営コンサルタントとして、自分自身もプランニングできるように、実験前の段階から進めていく必要があるでしょう。
資金も時間も余裕を持って臨まなければいけないからです。

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