TAC中小企業診断士の模試にはどんな種類がある?実施時期や特徴を紹介!

中小企業診断士の試験対策に、模試は組み込んでおきたいところです。全国に受験会場があるTACでの模試受験を検討している方も多いでしょう。
TACの中小企業診断士模試は、いつ頃どんな種類の模試が実施され、それぞれどのような特徴があるのでしょうか。模試以外のTAC中小企業診断士講座の種類やTAC以外の模試の選択肢などと合わせてご紹介します。

中小企業診断士合格に向けてTAC模試に挑戦すべき?

TACでの中小企業診断士模試の受験を検討する前に、まずは中小企業診断士の資格や試験制度について基本的なことを確認しておきましょう。

中小企業診断士は、中小企業の経営の診断や助言などを行う専門家です。経営コンサルタントとしては唯一の国家資格で、「日本版MBA」と呼ばれることもあります。例年の合格率4~5%と高難易度ですが、企業の経営にかかわる知識を幅広く身に着けることができるため、ビジネスパーソンに人気の高い資格です。

中小企業診断士になるには、第1次と第2次に分かれた試験に合格し、合格後3年以内に15日以上の実務補習を受けるか、15日以上実務に従事する必要があります。

第1次試験は、マークシートによる択一式の試験で、例年8月に2日間かけて実施されます。試験科目は7科目あり、1日目に「経済学・経済政策」「財務・会計」「企業経営理論」「運営管理」の4科目、2日目に「経営法務」「経営情報システム」「中小企業経営・中小企業政策」の3科目の試験が行われます。

各科目100点満点で、合計点数が全体の60%以上かつ、全科目40点以上得点することにより第1次試験合格となり、2次試験の受験資格を得ることができます。1科目でも40点未満の科目があった場合は不合格です。

ただし、不合格となった場合でも60点以上を取った科目については科目合格となり、申請することで翌年度と翌々年度まで第1次試験で当該科目の受験が免除されます。3年以内にすべての科目に合格することで第1次試験合格となります。

第2次試験は、10月に実施される筆記試験と12月に実施される口述試験の2段階で実施されます。

筆記試験は「【事例Ⅰ】組織(人事を含む)を中心とした経営の戦略および管理に関する事例」「【事例Ⅱ】マーケティング・流通を中心とした経営の戦略および管理に関する事例」「【事例Ⅲ】生産・技術を中心とした経営の戦略および管理に関する事例」「【事例Ⅳ】財務・会計を中心とした経営の戦略および管理に関する事例」の4科目に分かれています。

口述試験は10分程度の面接形式で行われ、筆記試験で問われたような各事例に対する質問に回答する形式となっています。

筆記試験は総点数が全体の60%以上かつ全科目40点以上得点、口述試験は評定60%以上で第2次試験合格となります。

TAC中小企業診断士模試にはどんな種類がある?

TACは資格の専門予備校です。会計、法律、労務、不動産、金融などさまざまな国家資格や民間資格の試験合格を目指す講座が開設されています。通称の“TAC(タック)”は、「Tokyo Accounting Center」の頭文字を取ったものです。全国各地に直営校23校と提携校15校があります。

TACには中小企業診断士の1次試験および2次試験の対策講座も多数開講されており、例年、公開模試も実施されています。TACの中小企業診断士模試は、「1次公開模試」「2次実力チェック模試」「2次公開模試」の3種類が行われます。それぞれどのような特徴がある模試なのかを見ていきましょう。

1次公開模試

TACの中小企業診断士「1次公開模試」は、1次試験の約1か月前に実施されます。例年、全国で多くの本試験受験者が挑戦することで知られ、中小企業診断士1次試験の公開模試としては全国最大規模の試験の1つであると言えるでしょう。

個人成績表で、全国の受験者の中で自分の実力がどの程度の位置にあるのかを確認することができます。また、各問題の正答率や科目別の得点状況などといったデータも提供されるため、本試験までの課題を確認し、効果的な直前対策を行う指標となるはずです。

試験は全国のTAC直営校および提携校での会場受験と、自宅で受験できる自宅受験が予定されています。

2020年の会場受験は5月30日(土)と31日(日)の2日間が予定されています。自宅受験の詳細は未定です。会場受験・自宅受験ともに詳細情報の公開および申し込みは現時点では始まっていません。

2次実力チェック模試

TACの中小企業診断士「2次実力チェック模試」は、2次試験対策として早期に実施される模試です。

中小企業診断士2次試験は筆記試験が10月、口述試験が12月に実施されますが、8月に1次試験を終えてから2次筆記試験までの準備期間は意外と短いものです。1次試験直前期より前に2次試験を模擬体験しておくことで、2次試験を見越して計画的に学習を進めやすくなります。このような狙いで5月に実施されるのがTACの2次実力チェック模試なのです。

模試受験後には個人成績表で模試受験時点での自分の実力を把握することができます。また、丁寧な添削指導で問題の解き方や答案の書き方を教えてくれるので、2次試験対策に効果的です。

2020年は5月2日(土)と3日(日)に会場受験が予定されていましたが、新型コロナウィルス感染拡大防止の観点から自宅受験のみ開催に変更されました。自宅受験は4月22日(水)から問題が発送され、5月20日(土)必着で答案提出する形で実施されます。

2次公開模試

TACの中小企業診断士「2次公開模試」は、2次試験の約1か月前に実施される模試です。

TAC1次公開模試と同様に全国で多くの本試験受験者が参加するため、中小企業診断士2次試験の公開模試としては最大規模の試験となっています。

個人成績表や模試受験者全体の傾向データなどにより、自分の実力を正しく把握し、2次試験までの効率的な学習計画を立てることに役立ちます。また、筆記試験の添削指導は誤りを指摘することにとどまらず、事例問題を解くための考え方や回答の仕方といったポイントを解説してくれるため、本試験での得点アップにつながるはずです。

模試と合わせてチェック! TACで中小企業診断士を学べるコース

TACで模試を受けるだけでなく、講座を受講して中小企業診断士試験の学習をすることもできます。TACで開講されている多くの中小企業診断士コースに、講義と合わせて全国模試も組み込まれています。ここからは具体的にどのようなコースがあるのかをご紹介していきます。

【1.5年本科生】
1次試験を1回目の受験で3科目、2回目の受験で残り4科目合格を目指しつつ、早期から余裕を持って2次試験対策に取り組むコースです。公開模試4回(1次2回、2次2回)が組み込まれています。

【1・2次ストレート本科生】
1次試験と2次試験のストレート合格を目指し、基礎から学ぶスタンダードなコースです。1次公開模試と2次公開模試各1回が組み込まれています。

【1・2次ストレート本科生PLUS】
「1・2次ストレート本科生」にPLUS編として2次試験対策を追加したコースです。1次公開模試と2次公開模試各1回が組み込まれています。

【1次本科生】
1次試験対策に特化したコースです。「1・2次ストレート本科生」の1次試験対策のみを受講します。1次公開模試が1回組み込まれています。

【1・2次ストレート速修本科生】
講義の一部を自宅学習カリキュラムとすることにより短期集中でストレート合格を目指すコースです。1次公開模試と2次公開模試各1回が組み込まれています。

【1次速修本科生】
1次対策のカリキュラムのみ受講できるコースです。1次公開模試が1回組み込まれています。

TAC以外の中小企業診断士模試もチェックしてみよう

中小企業診断士の公開模試は、TAC以外のスクールでも実施されています。どのような模試があるのかを現時点で予定されている2020年の日程等とともにご紹介します。

LEC

LECでは1次試験と2次試験それぞれ2回(ステップアップ模試・ファイナル模試)の全国模試を実施しています。全国のLEC本校および提携校での会場受験または自宅受験が可能です。

【1次ステップアップ全国模試】
会場受験:2020年4月11日(土)12日(日)
自宅受験:2020年3月17日(火)より問題発送

【1次ファイナル全国模試】
会場受験:2020年6月6日(土)7日(日)
自宅受験:2020年5月19日(火)より問題発送

【2次ステップアップ全国模試】
会場受験:2020年5月10日(日)
自宅受験:2020年4月14日(火)より問題発送

2020年2次ファイナル全国模試の日程等は現時点では未公表です。

資格の大原

資格の大原では、1次試験と2次試験それぞれ1回ずつの公開模試を実施予定です。全国6か所の校舎での会場受験または自宅受験が可能です。

【1次公開模試】
会場受験:2020年5月30日(土)31日(日)
自宅受験:2020年5月27日(水)より発送

2020年2次公開模試の日程等は現時点では未公表です。

クレアール

クレアールも1次試験と2次試験それぞれ1回ずつ公開模試を実施予定です。1次試験の模試は自宅受験のみ、2次試験の模試は会場受験または自宅受験が可能です。

2020年の模試実施日程等は現時点では未公表です。

まとめ

TACの中小企業診断士模試の種類と実施時期や特徴をご紹介しました。あわせてご紹介したTAC中小企業診断士講座の内容やTAC以外の中小企業診断士公開模試の情報も検討しっつ、ご自身の学習状況や合格目標に合わせた模試受験計画を考えてみましょう。本試験に向けた実力の把握や試験の雰囲気に慣れるためにも、上手に模試を活用してください。

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