金財のFP試験とは?日本FP協会との試験の違いを解説

金財のFP試験とは、どのような試験内容なのでしょうか?金財のFP試験についてを解説します。また、金財のFP試験と日本FP協会のFP試験の2種類には、どのような違いがあるのかも詳しく解説します。

金財のFPとは?

金財とは「一般社団法人金融財政事情研究会」の略称で、FP試験「ファイナンシャル・プランニング技能検定」を実施している団体です。金財は厚生労働大臣の指定試験機関として、2002年10月からファイナンシャル・プランニング技能検定を実施しています。ファイナンシャル・プランニング技能検定とは、顧客の資産に応じた貯蓄や投資等のプランの立案・相談に必要な技能の程度を検定する試験になります。

金財で実施しているFP技能検定は、「職業開発促進法に基づく国家試験」です。金財のFP技能検定を合格することにより、「FP技能士」としての国家資格を取得することができます。金財のFP技能検定は3段階に分かれており、もっとも難易度が低いのが3級で、2級、1級になるにつれて難易度が上がります。金財のFP技能検定試験にて合格した級に従い、「◯級FP技能士」というような肩書を名乗ることができます。

金財のFP技能検定試験は、1級、2級、3級とも「学科試験」と「実技試験」が行われ、両方の試験に合格することによって、FP技能士の資格を取得することが可能です。金財のFP技能検定試験の実技試験は、選択科目方式になっているため、受験を申し込む際に試験科目(業務)の選択をする必要があります。また、FP技能検定試験の2級と3級においては、学科試験と実技試験を同日に受けることが可能ですが、1級のみ学科試験を合格しなければ実技試験を受験することはできません。

金財のFP技能検定試験において、学科試験もしくは実技試験のどちらか一方だけに合格した場合には、「一部合格証明書」が発行され、学科試験と実技試験の両方に合格できた場合にのみ「合格証書」が発行されます。金財のFP技能検定試験で一部合格者の場合には、「試験免除制度」があります。学科試験もしくは実技試験にのみ合格した場合は、次回のFP技能検定試験において、学科試験もしくは実技試験が免除になる制度です。

ただし、金財のFP技能検定試験における試験免除制度には、有効期限があるため注意が必要です。金財のFP技能検定試験の試験免除制度の有効期限は、「合格した学科試験もしくは実技試験の試験日の属する年度の翌翌年度末までに行われる試験」までになります。例として、金財のFP技能検定試験の2019年度の一部合格は、2022年3月31日までが有効期限です。

金財のFP試験の日程

金財のFP技能検定試験は、年に3回実施されており、毎年1月、5月、9月と決まっています。金財のFP技能検定試験のそれぞれの受験申請書請求期間は、1月は前年の10月初旬から11月末まで、5月は2月初旬から3月末まで、9月は6月初旬から7月末までになります。また、受験申請期間は1月は前年の11月中旬から12月初旬まで、5月は3月中旬から4月初旬まで、9月は7月中旬から8月初旬までです。金財のFP技能検定試験の受験票発送日は、1月分は1月初旬、5月分は5月初旬、9月分は9月初旬になります。

金財のFP技能検定試験の2020年度の日程は、5月24日(日)、9月13日(日)、2021年1月24日(日)です。ただし、金財のFP技能検定試験日程は、1級実技試験のみ別日程となります。金財のFP技能検定試験の2020年度の1級実技試験日程は、6月中旬、9月下旬から10月中旬、2021年2月中旬となっています。しかし、現在2020年度の5月・6月に実施予定だったFP技能検定試験においては、コロナウィルスの影響によりすでに中止が決定しています。

金財のFP試験の実施科目や費用

金財のFP技能検定試験の実施科目は、2級の実技試験のみ、開催日により内容が異なります。金財のFP技能検定試験の1級の学科試験および3級の学科試験・実技試験においては、3回すべて共通で実施され、受験手数料は1級の学科試験が8,900円、3級の学科試験・実技試験ともに3,000円になります。金財のFP技能検定試験2級の学科試験の受験手数料は、4,200円です。

金財のFP技能検定試験の2020年9月13日(日)に実施されるFP技能検定試験2級の実技試験の実施科目は、個人資産運用業務、中小事業主資産相談業務、生保顧客資産相談業務、損保顧客資産相談業務で、受験手数料は各4,500円です。金財のFP技能検定試験の2021年1月24日(日)に実施されるFP技能検定試験2級の実技試験の実施科目は、個人資産運用業務、中小事業主資産相談業務、生保顧客資産相談業務で、受験手数料は各4,500円です。

金財のFP技能検定試験の1級実技試験は、すべて共通で資産相談業務のみ、受験手数料は25,000円です。
金財のFP技能検定試験のそれぞれの合格発表日は、2020年9月13日(日)は2020年10月23日(金)、2021年1月24日(日)は2021年3月5日になります。FP技能検定試験1級の実技試験の合格発表日は、2020年9月下旬から10月中旬は2020年10月29日(木)、2021年2月中旬は2021年3月12日(金)です。ただし、合格発表日についてはあくまでも予定であるため、変更になる可能性があります。

金財のFP試験のタイムスケジュール

金財のFP技能検定試験のタイムスケジュールは、毎回同じで変更することはありません。金財のFP技能検定試験におけるFP技能検定試験1級の学科試験は、基礎編が10時から12時半、応用編が13時半から16時までになります。金財のFP技能検定試験1級の試験時間は、基礎編・応用編ともに2時間半です。金財のFP技能検定試験2級と3級の学科試験は、10時から12時までとなり、どちらも試験時間は2時間になります。

金財のFP技能検定試験2級の実技試験は、各科目13時半から15時までとなり、試験時間はは1時間半です。FP技能検定試験3級の実技試験は、13時半から14時半までとなり、各科目の試験時間は1時間になります。金財のFP技能検定試験1級の実技試験は、すべて半日かけて試験を実施します。このように、金財のFP技能検定試験のタイムスケジュールは、すべて同じになっています。

金財のFP試験と日本FP協会の違い

金財のFP技能検定試験と同じく、日本FP協会でもFP技能検定試験を実施しています。日本FP協会とは、「日本ファイナンシャル・プランナーズ協会」の略称で、金財と同様にファイナンシャル・プランニング技能検定試験を実施している団体です。金財も日本FP協会もどちらも同じ日程でFP技能検定試験を実施しており、同じFP技能士の資格を取得することができます。

しかし、金財と日本FP協会の2つの団体では「試験問題の一部」が異なるため、FP技能検定試験を受験する際には、一度金財と日本FP協会の内容を確認する必要があります。金財と日本FP協会が実施するFP技能検定試験は、どちらも試験日、受験資格、学習範囲、学科試験は同じです。ですが、金財と日本FP協会のFP技能検定試験の「実技試験の問題」が異なります。金財のFP技能検定試験2級と3級の実技試験では、選択する科目により試験範囲である6分野のうち出題されない分野があります。

金財のFP技能検定試験3級の実技試験で個人資産相談業務を選択した場合には「リスク管理」が、保険顧客資産相談業務を選択した場合には「金融資産運用」と「不動産」の分野が出題されません。しかし、日本FP協会のFP技能検定試験3級の実技試験の場合には、科目は資産設計提案業務のみで出題範囲は「ライフプランニングと資金計画」「リスク管理」「金融資産運用」「タックスプランニング」「不動産」「相続・事業継承」と、6分野すべてが出題されます。

また、金財のFP技能検定試験2級の実技試験で個人資産相談業務・中小事業主資産相談業務を選択した場合には「リスク管理」が、生保顧客資産相談業務・損保顧客資産相談業務を選択した場合には、「金融資産運用」と「不動産」が出題されません。日本FP協会のFP技能検定試験2級の実技試験の場合には、3級と同様に6分野すべてが出題されます。このようなことから、金財と日本FP協会のFP技能検定試験では、実技試験における出題範囲に違いがあることから、それぞれの学習範囲をきちんと把握した上で受験申込をすることをおすすめします。

まとめ

金財とは「一般社団法人金融財政事情研究会」の略称で、FP試験「ファイナンシャル・プランニング技能検定試験」を実施する団体です。金財のFP技能検定試験は、1級から3級まであり、もっとも難易度が低いのが3級で最上級が1級になります。金財のFP技能検定試験は、年3回実施されており、毎年1月、5月、9月に実施されています。FP技能検定試験の1級の学科試験および2級の学科試験、3級については、どの実施日でも実施科目は同じです。

しかし、金財のFP技能検定試験2級の実技試験のみ、実施日により科目が異なるため注意が必要です。また、金財と同じFP技能検定試験は、日本FP協会でも受験することが可能です。ただし、金財と日本FP協会では、FP技能検定試験2級3級の実技試験のみ、試験問題の一部が異なります。そのため、金財と日本FP協会の試験問題の出題範囲をきちんと確認した上で、どちらの団体の試験を受けるか決めることをおすすめします

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