FP1級について徹底解説|特徴や年収も

FP1級の試験の特徴や取得したことによる収入の変化などFP取得を考えている方が気になる事項についてまとめました。

FP1級はどんな資格?

FP1級は正式にはファイナンシャル・プランニング技能検定1級と呼ばれる資格で金融財政事情研究会が行っている試験に合格することで取得できます。FPの中でも最高峰の資格で公式HPではFP1級に関して

”FP に求められる資産運用・税務・社会保険等の詳細な知識を有し、それを実践に活かす技能を体得し、金融業務における顧客相談のスペシャリストとして活躍することを目指します。”

と述べられています。このようにFP1級を取得すると金融商品や税金、相続などお金の関わる多くの事柄おいて専門家とみなされ様々な仕事をこなすことができます。FP1級の資格を取得するためには金融財政事情研究会が実施する学科試験と実技試験に合格する必要があります。

金融財政事情研究会の取り組み【FP1級試験の実施外にも】

FP1 級試験の実施

きんざいは年に3回FP資格を取得するための試験を実施しています。学科試験は応用編と基礎編に分かれていて配点は100点ずつです、問題数は応用問題が5問、基礎問題が50問です。応用問題は計算問題に記述で回答し、答案の書き方によっては部分点がもらえます。実技試験は口頭試問形式で行われます。

試験開始15分前に渡された課題を読んで実際のクライアントに提案するように試験官に考えたプランを説明します。さらにFPとしての心かまえに関して質問を受けることもあります。この実技試験の対策は知識を確認するだけでなく話す練習も必要になります。録画や録音をして繰り返し練習しましょう。

教材の出版

参考書タイプのテキストには合格ターゲット 1級FP技能士 特訓テキスト があります。こちらは図やイラストが少ない専門書も様なイメージがあり、情報量の充実したテキストです。サイズはA5とコンパクトなので持ち運んで移動中や移動先で使用できます。一般の独学の方にも金融機関での社内教育の教材としても人気です。

問題集タイプのテキストには1級FP技能士(学科)精選問題解説集があります。問題料が多く解説も充実しているのでずっしりした1冊です。このテキストには過去問のうち特に重要な問題が集められています。問題演習をしながら重要なポイントを確認できるので評価の高いテキストの1つです。

講座の開設

金融財政事情研究会で開催されている講座はFPの資格を取得した後、実務に役立つ内容のものが多くあります。通信講座なので家で視聴することができ忙しい方でも受講可能です。内容は多岐にわたり近年問題になっている認知症やサイバーセキュリティ、人手不足など具体的なテーマで行われるものが多くあります。

中にはマンガで学ぶものもあるので気軽に受講してすぐに実務の役に立てることができます。また、このような講座の他にセミナー等も開催されています。セミナーはFP同士の人脈を作る貴重な場になるので積極的に活用しましょう。

FP1級を取得するメリット

まず仕事をするうえで分かりやすく能力を示すことができるところです。FPの資格の中でFP1 級は最高難易度なので就職、転職の時にはもちろん独立するときにも役に立ちます。FPの資格を取得するために勉強する分野は株や債券、不動産などの投資関連、税金、社会保険、医療保険などの保険関係、相続のお金に関する6分野です。

FPとしてだけでなく他の職業でもより信頼を得ることができます。FP1級の資格が生きる業種は、不動産業界、金融業界、保険業界、企業の人事部や総務部などです。金融業界や保険業界では金融商品を扱うので個人のクライアントも企業のクライアントももそれぞれの経済状況や今後の予定に合わせて適切なアドバイスを提供するとこができます。

さらに不動産業界では購入や運営に関する資金やローンに関して専門的な知識があることを示せるとクライアントに安心してもらえます。

ビジネスだけでなく家計管理に役立てることができます。キャッシュフロー表を作成したり、ライフプランを長期的に立てることもできます。また、家族に知識を与えることで詐欺や怪しい金融商品から家計を守ることができます。

FP1級試験に合格するための方法

FP1級の試験の特徴

FP1級試験の特徴は、出題範囲の広さと問題の深さです。2級、3級の試験は範囲が比較的等しいので同じ分野の勉強をより深く行うことである程度対策になりますが、FP1級はそのようにはいきません。FP2級までの試験範囲がきちんと身についていることはもちろん、かなりの勉強量が要求されます。FP2級までとFP1級の違いは問題傾向にもあります。
2級までは日常生活に関する金融商品や不動産などが取り上げられることが多いのですが、1級の試験では、企業の経営や資産家のコンサルティングなどビジネス寄りの問題が多く出題されます。また個人のクライアントでも不動産を経営している方など資産を十分に持っている余裕のある方を対象にしています。
FP1級では6つの分野について出題されます。実はそれぞれの分野に関しては専門の資格が存在しています。例えば、不動産の分野であれば宅地建物取引士、税の分野では税理士などです。FP1級の試験に合格するためにはそれぞれの分野の専門家と同じくらいの知識を身に着ける必要があります。

基礎問題

FP1級学科試験は基礎問題と応用問題に分かれていますが、基礎問題は全て選択形式です。選択形式というと簡単に感じる方もいるかもしれませんが、問われる内容はとても細かく決して簡単ではありません。よく重箱の隅をつつくようなと表現されるほどマニアックな知識に関しての問題が多く出題されます。

あまり注目されていない制度もどこかでは役に立ち、機能しているのでFPとして隅々までは把握しておく必要があり、実務でも役に立つのですが、対策が難しい要因にもなっています。問題集や参考書、過去問を駆使して細かい知識まで身に着けるようにしておきましょう。

応用問題

応用問題は計算がメインの筆記問題です。問題数は5問、万が一途中で間違ってしまったとしても答案がしっかり作成されていれば途中点を稼ぐことができます。実は応用問題で問われる知識は基礎問題のものに比べると少し簡単です。そのため過去問や問題集でパターンを覚える、という勉強法が点数アップにつながります。そして答案の書き方についても細部までこだわって勉強することが得点できるコツになります。

さらにFP試験の難易度を上げるものに制度の改正があります。新しい制度が導入されるとその制度についての問題が出題されたり、今までと正解が変わったりします。FP1級では新しく決まっているけどまだ施行されていない内容についても問題になるのでなかなか対策が大変です。

実技試験

学科試験に合格してから約半年後に実技試験があります。実技試験は実施する団体によって口頭試問か記述式の試験かを選ぶことができます。どちらも学科試験に比べると問われる知識の難易度は低いです。しかし、記述式では形式に合わせた試験対策、口頭試問では話をする練習などそれぞれ対策が必要になるので油断は禁物です。

独学が難しい場合はFP1級の対策講座も

独学で勉強するメリットは自分のペースでできる、お金がかからないなど色々ありますが独学で合格できる方はかなり意思の強い方に限られます。FP1級の対策講座はいくつか開催されていて、教室で授業を受けるタイプのものや通信講座のタイプもあります。料金やシステムを確認して上手に活用しましょう。

独学の方が一時的に受講できる直前講座や模擬試験などもあります。前回の試験合格から時間が立っている場合にはおさらいをメインにした講座もあるのでそれで基礎を固めてからスタートするのもよい利用方法です。

FP1 級を取得者の年収は?

FP1級の資格を取得すると、収入にはどのような影響があるのでしょうか。まず、企業等に属している場合はFP資格を持っていることで手当てが上乗せされ昇給するところが多くあります。証券業界は特に年収が高く、業績が優れていると年収が1000万を超えることもあります。

独立してFPとして活躍しようとしている方は営業や経営の能力が直結してくるので年収の幅はとても大きくなります。講演会や本の執筆活動等で活躍できると年収2000万を超えることもあります。

FPはクライアントの相談にのってアドバイスをするという業務を真っ先に思い浮かべる方が多いのですが、実際は相談もしつつ金融商品を販売することで利益を得ています。また、クライアントの選び方も大切です。独立しても安定して稼ぐことができるFPは一般の個人ではなく投資等をて広く行う資産家や企業のクライアントが多い傾向にあります。

動くお金が大きくなるほど稼げる額も増えてくるからです。富裕層や企業に向けてアプローチをし、契約してもらえるようなコミュニケーション能力も必要になってきます。

副業としても活躍できる

FPは資格をしかして副業として相談に乗り収入をえることもできます。FPとして活動するメリットは初期投資がいらないのでクライアントを見つけることができればすぐに業務が開始できるという点です。最近はSNSの発達も目覚ましいので有効活用すればクライアントの獲得につながります。

まとめ

今回はFP1級の試験について試験内容の特徴や勉強方法、FP資格の生かし方等を紹介しました。FP1級合格は簡単な道ではありませんが取得すれば様々な分野で生かすことのできる資格なのでぜひ挑戦してみましょう。

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