FP1級の合格率と対策を紹介!

FP1級の合格率は低いといわれていますが、実際はどのくらいなのでしょうか。難関と言われるFP1級の試験に合格するための対策を紹介します。

FP1級実際の合格率と受験人数

FP1級は難易度が高く難しい、というイメージがありますが実際の合格率はどのくらいなのでしょうか。FP1級の試験と一言で言っても主催団体が2つあり学会試験と実技試験もそれぞれ異なります。FP2級までは学科試験は両方の団体で受験することができますが、FP1級学科試験は金融財政事情研究会のみの実施です。

それぞれ特徴や傾向が異なるので点数を取りやすい方を選びましょう。受験者の人数は2015年から少しずつ増えていて、2016年からは大幅に増えています。社会的にFPが注目されていることに加えて2018年までは年に2回の試験だったところ、2019年から年に3回行われるようになったことも増加している要因です。受験者の立場からすれば合格できるチャンスが1.5倍になったので大変うれしい変化です。

FPの試験は学校の受験のように上位○○%が合格、と決まっているのではなく試験で60%以上正解した方は全員合格になるので受験者数が増えても減っても試験の難易度に直接的な影響はありません。そして気になる合格率ですがFP1級学科試験の平均合格率は10%前後となっています。

もちろん関連する資格の中でもFP1級が最も難しく、合格率が低いです。低い合格率の中でも幅が大きく、20%近の時から5%にも満たない時まであります。そして学科試験合格率が10%前後であるのに対してfp1級実技試験の合格率は80%ととても高いです。学科試験に合格しないと実技試験は受けられないので最大の難関は学科試験です。

合格率10%⁉︎FP1級学科試験の特徴

1つ前でも言及したように、FP1級の試験で過去問だけで合格点を取るのは難しいです。FP2級までは過去問をやりこむだけで十分な対策になりましたが、FP1級では過去問と似ている問題が出る確率が低いので過去問の対策だけで合格点に届くことはほとんどありません。

FP1級の学科試験は、新しい規則が重視されており、改正後の規則に合わせた問題が多く出題されます。最近は法改正が多いため過去問で対策できる範囲が減ってきてしまっています。実は残念ながらFP1級の試験に不合格になってしまった方の多くの得点は200点満点中100点から119点者です。

120点以上で合格になるのでギリギリ点数が足りなくてなくて不合格になってしまうことがとても多いです。200点中120点と聞くと簡単に取れそうな気がしてしまいますが実際は90%の受験者が120点に届かず不合格になってしまっています。あと1問か2問正解していれば合格だったかもしれないのに、という悔しい思いをする方が非常に多いです。

合格率約80%!FP1級実技試験の特徴

FP1級の実技試験は2種類FP1級の実技試験は2つの団体が主催しているので2種類あります。金融財政事情研究会とNPO法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会がそれぞれ独自の試験を実施しています。試験方法が大きく異なるのでそれぞれの特徴を詳しく紹介します。

金融財政事情研究会

金融財政事情研究会で行われる実技試験は口頭試問形式で行われ、試験内容は業務資産運用と相続・事業継承がメインです。試験は2回実施されるため両方に合格しないと実技試験に合格したことになりません。

実際の業務で想定されるシーンが試験の対象になることが多く、不動産とそれに関係する資産について知識をもとに考えてアドバイスする事例の場合が多いです。口頭試問の流れは、試験開始の15分前に設例と呼ばれる課題が渡されます。それから口頭試問の会場に呼ばれるまでの間に理解し、回答内容を決めます。課題は紙に印刷された状態で渡され、書き込みが可能です。メモをしてもラインを引いても構いません。

日本FP協会実技の特徴

日本FP協会で行われる実技試験は口頭試問ではなく筆記形式で行われます。120分で選択式、記述式合わせて20題の問題に解答し、60%以上の得点で合格になります。 出題される問題は資産設計提案業務がメインになりますが基本的に学科試験、CFPで扱われる全ての分野から出題されます。

120分という時間は問題数に対してあまり余裕がないので素早く回答することも求められています。問題の難易度は基本的に学科試験に合格した方でしたら問題なく正解できるレベルです。

CFPとは

FP1級の試験は金融財政事情研究会 と日本FP協会の2つの団体が主催していると良く言われますが正確には学科試験は金融財政事情研究会でしか受験できません。その代わり日本FP協会ではCFPという国際資格を用意しています。金融財政事情研究会の学科試験に当たるのがこのCFPのCFP資格審査試験 です。

この資格審査試験に合格した後、受験者は二つの道を選ぶことができます。1つはそのままCFPの認定を受けること、2つ目はFP1級の実技試験を受けfp1級を取得することです。CFPは資格審査試験に合格しただけでは認定とならずエントリー研修を修了し、通算3年以上の実務経験を経ることで初めて認定されます。

CFPは国際資格であり認定されると名刺に特別のマークを入れることができます。一方CFP資格審査試験に合格するとCFPの認定を受けていなくてもFP1級の実技試験の受験資格が得られます。そのためCFP資格審査試験に合格した後fp1級の実技試験にも合格すればFP1級を取得することができます。もちろんFP1級を取得した後にゆっくりCFPの認定も取得することもCFPの認定を取得してからFP1級の実技試験を受けることも可能です。

合格率が高いはずのFP1級実技試験の口頭試問で不合格になる方の特徴

日本FP協会の実技試験は筆記なので学科試験の延長のイメージで突破することもできますが金融財政事情研究会が実施する口頭試問に合格するためにはテキストで勉強するだけでは得られない力が求められます。

わざわざ他の対策をするなんて面倒だ、と思われがちですが実際の業務で必要とされる力なので決して無駄にはなりません。FP1級の実技試験の合格率は8割程度と学科試験に比べればとても高いように感じますが、10割でない以上合格の方と不合格の方がいます。口頭試問に不合格になってしまう方の特徴を紹介します。

必要以上に緊張してしまう

口頭試問は試験管と1対1で向き合い、適切な回答を導き出し、それに対する質問に答えるというコミュニケーションを通して評価される試験です。誰でもある程度の緊張は感じるものですが、回答に支障があるほど緊張してしまう方は不合格になりやすいです。評価に影響するのは緊張して一言も話せなくなる、共同不審に見えるほど震えてしまうなどの極端なパターンです。

無言で黙り込んでしまうと試験官も評価の仕様がありません。言葉を発することで自分自身の緊張が和らぐ場合もあるので簡単なことからでも話すように心がけましょう。緊張によって手が震える、多少言葉選びを間違えてしまう程度は問題ありません。

面接官と正常な会話が成立しない

FPの専門知識が豊富で適切な答えが準備できたとしてもそれだけでは試験に合格しません。問われていることを適切に理解し、実際のクライアントに説明するように分かりやすく伝えなければ評価されないためです。

例えば極端な例ですが、今日の天気は?と聞かれているのに天気図からみた明日の天気の予想を詳しく答える、これでは内容が正しくてもコミュニケーションが成立していません。このようなやり取りが多発してしまうと不合格になってしまいます。口頭試問の試験管は試験を受けるときには厳しく、威圧的に見えることすらあります。

しかし、試験管は意地悪をするために来ているのではなく優秀なFPを生み出すために試験に参加しています。緊張して実力を発揮できていないと判断されたら会話の中でヒントをくれることもあります。そのヒントに気づき求められるやり取りができれば問題なく評価されます。まずは試験管が話している内容を正しく理解し、ヒントを与えられたら上手に活用しましょう。

もしも、回答をしていく中で分からない事項が出てきたら適当な回答はせず~については後程調べてお答えします、など誠実な対応が求められます。これは実際の業務にも共通する姿勢になるので早めに身に着けておくことをおすすめします。

試験対策が不十分

合格率が8割と聞くとつい油断してしまう方が少なくありません。学科試験に合格してほっとして気が緩んでしまうのも人間の感情として当然ですが、実技試験合格まで気を抜かずに頑張りましょう。知識としては学科試験の範囲で問題ありませんがそれを忘れない努力は続ける必要があります。さらに、口頭試問の試験形式に合わせた演習や練習を行いましょう。どんなに優秀な方でも油断は禁物です。

特にFPと職業倫理に関する項目は基礎的な内容でありながら不適切な回答をすると大きな減点になってしまいます。必ず問われる分野なので確実に対策しておきましょう。

まとめ

FP1級の合格率を聞くと驚いてしまう方が多い様ですがどんなに合格率の低い試験でも十分な対策をすれば合格できます。実技の口頭試問に関しては向き不向きがありますが、基本的にFPとして活動する場合クライアントと話すことは避けられません。そのための練習になると思って頑張りましょう。

学科試験はできるだけFP2級の試験から間を開けずに受けた方が知識を忘れることなく挑めるのでおすすめです。FP1級もCFPもfp最高峰の資格ですので誇りをもって活躍できるよう資格を取得した後も自己研鑽に励みましょう。

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