受検計画は大丈夫?FP3級の合格に必要な勉強時間

ファイナンシャルプランナー(略してFP)についてご存知の方、耳にしたことのある方も少なくはないのでしょうか。今回はFP3級の合格に必要な勉強時間についてご紹介します。

FP3級の合格に必要な勉強時間

FP3級の合格に必要な勉強時間は、30〜150時間と言われています。幅がありすぎる!!と思った方もいらっしゃるかもしれませんが、これはどの程度知識を身につけたいか、1日にどれくらい学習時間を作ることができるのか、などといった様々な要因に依拠します。

多くの場合、30〜40時間ほどあれば十分だと言われており、時間をかけたい人でも50〜60時間ほどの人が多いようです。もっと短期間で勉強したいという人の中には20時間ほどで終わらせる人もいます。

FP試験は年に3回行われるので、基本的に数ヶ月の学習で十分合格を狙うことが出来るでしょう。しかし、余裕だと思っていたら意外と時間がかかった、準備不足になったという声もちらほらとあります。

FP3級の試験はそれほど難しい試験ではありませんが、やはり金融系の資格のだけあって出てくる単語や税処理計算など、ややこしい部分もあります。大掛かりな対策が必要なわけではありませんが、準備不足にならないように気を引き締めておく必要があります。

FP3級の科目別の勉強時間

FP3級の科目別の勉強時間についてご紹介します。FP3級の試験は学科試験と実技試験の2つに分かれているため、それぞれの科目に向けた準備が必要となります。

学科試験

まず、学科試験についてです。学科試験の出題範囲は税や不動産などを含めた6分野です。税処理や関連法令などの少し難しい内容になります。元々金融系の職に就いている人や、知識のある人にはそれほど難しいとは感じないかもしれません。

FP3級の試験勉強を30時間で終わらせるとすると、学科試験の勉強時間は、20時間ほど取った方が良いでしょう。なぜなら、実技試験よりも学科試験の方が難易度が高いからです。

FP3級の実技試験の合格率は、FP試験の実施団体のきんざいと日本FP協会の2つを合わせても50%以上です。しかし、対して学科試験の合格率はきんざいの場合最低で40%ほどとなっています。

日本FP協会の場合、受験者数がきんざいよりも少ないため、会社や学校で強制的に受けさせられるといった記念受験者数も減ると考えられますので、もう少し合格率は高くなっていると思われますが、学科試験と実技試験の合格率には約10%の差があります。

また、実技試験は3科目に分かれており、その中から1つを選んで受験しますが、どの科目も試験範囲は学科試験範囲、もしくは学科試験範囲からいくつかの分野を除いた範囲になります。そのため、学科試験の学習がきちんとできていないと実技試験で点を取ることは難しいです。学科試験の対策が実技試験の対策の土台になります。

この2つの理由により、実技試験よりも学科試験にやや比重を置いた学習計画を立てることをおすすめします。全体の3分の2ほどの時間を使うようにしてみてください。

勉強方法と勉強時間の配分に関しては、テキストに〇時間、過去問に〇時間とあらかじめ時間を振り分けておきましょう。日々の学習計画がて容易くなります。

<勉強時間の配分(具体例)>

・テキストを読む(5〜6時間)
まずテキストを読み込むことから始めます。既に知識のある人はそんなに時間をかけなくても良いでしょう。この段階で、分からない言葉や計算方法はなくすようにしておきましょう。

また、重要な部分や覚えにくいところはノートにまとめてみるのもおすすめです。手を動かしながらの学習は暗記に効果的です。しかし、ノートにまとめるとなるときれいなノートを作るのに夢中になりがちです。あくまで暗記と理解のためだと思って学習を進めていきましょう。

・問題集で演習(7〜8時間)
テキストを読んで十分な知識を身につけたら、問題集を使って問題演習をします。問題集は1〜2周ほど繰り返して解くのをおすすめします。1周目では間違える問題も当然でてきます。

しかし、2周目でも間違える問題は要チェックしておく必要があります。一度解いたのに間違えてしまうというのは、その部分は自分の苦手なところだということです。それが分かったら、該当箇所の分野をテキストでもう一度復習します。自分の苦手をはっきり見つけるためにも、必ず2周はしましょう。これを繰り返すことで実力をつけていきます。

・過去問で演習(14〜15時間)
問題集の2周目も終わり、ある程度の力がついてきたら、過去問演習に移ります。過去問は試験時間を計りながら解くことで、試験の雰囲気や緊張感に慣れることができます。

過去問は基本的に仕上げのつもりで演習を重ねていくのが良いですが、正誤だけを見るのではなく、解答解説を読み込むのも忘れないようにしましょう。この問題ではどういう間違いをしやすいのかなど、意外と役立つ情報が載っています。

以上の時間配分で学習を進めていけば、30時間ほどで全てが終わります。あくまで一例に過ぎませんが、勉強計画が立てられなくて困っているような人は、ぜひ参考にしてみてください。

実技試験

次に、FP3級の実技試験についてです。実技試験はそれほど時間をかける必要はありませんが、全く対策をしないで点が取れるわけでもありません。効率的に対策をしましょう。

実技試験の対策は、基本的に学科試験と同じ流れで大丈夫でしょう。かける時間の比率はそのままで、勉強時間だけを減らしてみてください。

実技試験の対策の大事なポイントは、過去問をしっかりとやり込むということです。というのも、実技試験では過去問と非常によく似た問題が出やすい傾向にあります。(学科試験でもそのような問題が出ることはありますが、少しひねったような問題や、重箱の隅をつつくような問題が出ることの方が多いようです。)

そのため、実技試験は過去問演習をしっかり行うという対策が一番有効だと思われます。

学科試験と実技試験のどちらの対策においても、過去問演習が非常に重要だということは変わりません。やはり、実際に試験で出題された問題を解くのが一番力になるでしょう。
また、過去問を解きながらどういう問題が出やすいのか、どの部分を問うてくることが多いのか分析していくことで、より効率よく学習を行うことができます。

FP3級の最短勉強時間と方法

FP3級の合格に必要な勉強時間は30〜150時間だとご紹介しましたが、最短で20時間ほどで学習を終わらせることもできなくはありません。20時間の勉強時間でどのように学習を進めることができるのか、ご紹介します。そんなに時間をかけたくないという人はぜひ参考にしてみてください。

①テキストを手早く終わらせる
まずは、テキストを1冊用意します。何冊も用意すると気が散ってしまいますし、時間がかかるだけなので1冊のみ用意します。テキストは試験範囲6分野のうち1日で1分野を終わらせるつもりでスピーディーに読み進めていきます。

難しいところはノートにまとめてもいいですが、細かくまとめすぎないようにしましょう。単に覚えるだけなら繰り返し読んだり、音読で声に出して読むのが良いでしょう。

②問題集を2周する
テキストを終えたら問題集です。

間違いだらけでも気にせずざっと終わらせます。間違えた所のみテキストで復習し直しましょう。2周目でも間違えたところは、何回か読み込むぐらいで終わらせましょう。

(実技の問題)
実技試験の対策については、それほど時間をかけないようにしましょう。学科試験のついで程度にしておくのが良いと思われます。

⑤過去問演習
問題集を解き終わったらいよいよ過去問演習です。過去問演習はスピーディーに終わらせず、時間をかけて取り組みましょう。テキストや問題集にかけてこなかった分だけ、過去問演習にしっかり時間をかけます。テキストや問題集で補いきれなかった部分を過去問で埋めていきます。

以上の計画に沿って学習を進めていくことができれば、20時間で学習を終えることができるでしょう。

しかし、この学習方法と20時間という勉強時間は本当に時間がない人に向けたものであって、初学者の人にはあまりおすすめできません。また、合格さえできれば良いならば、このような付け焼き刃な方法も有効かもしれませんが、実生活に役立てたい、仕事でFP3級程度の知識が必要だという人はもう少し時間をかけて丁寧に学習していくことをおすすめします。

結局FP3級の勉強時間はどの程度必要?

様々な勉強時間とその勉強時間に合わせた学習計画をご紹介しましたが、結局合格にはどのくらいの勉強時間をかける必要があるのでしょうか?

これに関しては、「その人その人による」としか言えません。

元々知識のある人や金融系の職に就いている方は、税や不動産関連分野をについてはそれほど時間をかける必要はありません。反対に、所得税の計算方法も分からないような初学者の人は、1つずつ1から覚えていく必要があります。そのため、30〜50時間という平均的な勉強時間よりも、思ったより時間がかかるということもあるでしょう。

今回ご紹介した時間はあくまで目安ですので、自分の実力や生活に合わせて学習を進めていきましょう。

まとめ

FP3級の勉強時間についてご紹介しました。FP3級の難易度は高くありませんが、だからといって油断していると合格できるのものもできなくなってしまいます。短時間でスピーディーに終わらせるのも良いですし、時間をかけてじっくり学習していくのも良いでしょう。

自分のライフスタイルに合わせた学習計画と勉強時間の配分で無理なく学習を続けていくのが一番です。

FP3級の学習で培った知識は、今後の実生活にも役立っていくでしょう。時間が許せば、長期記憶になるようにじっくりと理解し、反復した復習を重ねていくのをおすすめします。

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