FP試験には実技がある?意味が少し異なるのに注意

FP試験には、学科試験と実技試験が存在します。
学科試験はストレートに理解されやすい部分ですが、実技試験と言うと少し違和感を感じるはずです。
誰かの目の前で技術を見せるといった内容の試験とは異なりますので、FP試験を受ける際には、どのような内容を持つのか理解しておく必要があります。

FP試験の実技試験とは

FP試験の実技試験とは、どの程度の技能があるのかを判断するために行われています。
実際の業務に合わせたような内容の試験であり、ファイナンシャルプランナーとして活躍する時に役立つ内容を持っているのです。
この審査のために行われる試験だからこそ、実技試験と呼ばれています。
正確には実務経験を試すための試験と捉えれば間違いありません。

非常に難しそうな内容に見えますが、実際には学科試験とさほど違いがあるわけではありません。
出題の形式は目的が違うと言っただけで、ファイナンシャルプランナーの試験に何ら変わりはないからです。
学科試験を勉強していれば、十分に対応できる内容となっています。
そこまで特殊なものが出題されるわけではないからです。

FPの実技試験で注意しなければいけないのは、実施団体によって内容が異なる点です。
一般の国家資格などでは考えられない部分ですが、FPの試験には二つの実施団体が存在しています。
FP試験の仕組みを非常に複雑にしてしまっている原因ですが、実技試験でその形がはっきりと現れてくるのです。

FP3級で見た時には、実技試験は3科目から選択可能です。
そのうちの2科目は二つの実施団体のうちの一つ、きんざいが2科目行っているのです。
もう一つの科目は、日本FP協会が行なっていますが、ここで注意しなければいけないのは、問題が違うため難易度も異なります。
難易度が異なるということは、選び方によっては合格が遠のいてしまうことを意味しているのです。

FP2級の場合にはさらに広がっており、きんざいが4科目、日本FP協会が1科目実施しています。
5科目となるとさらに複雑で、本当にどれを選ぶかによって合格には大きな違いが出てきます。
さらにFP1級まで視野に入れているのであれば、選択肢も考えなければいけないのです。
FPの実技試験は非常に複雑な仕組みの中から、自分に合ったものを選ばなければいけません。

FP3級の実技試験の勉強法

FP3級の実技試験の勉強法は、3種類の中から何を選ぶところからスタートしていきます。
きんざいの試験科目は、個人資産相談業務と保険顧客資産相談業務の二つです。
日本FP協会実技試験は資産設計提案業務になります。
それぞれ中身が違うため、勉強法も考えなければいけません。

基本となるのは、学科試験の勉強です。
学科試験の勉強をしっかりと納めれば、実技試験も怖いものではありません。
これが何より重要な勉強方法になります。
その上で、各科目の内容を吟味していくのがポイントです。

きんざいの個人資産相談業務は、学科試験の範囲の広くカバーしている特徴を持っています。
つまり、学科試験を徹底的に勉強するのが勉強法です。
暮らしという部分にターゲットを当てていますが、少々特殊な状況も設定されていたりします。
ただし、ライフプランとして考えた時には、非常に広い範囲がターゲットになるでしょう。
土地取引なども出てくるはずですので、特殊なものととらえずに勉強していくことが大切です。

保険顧客資産相談業務は、その名前の通り保険に特化している実技試験です。
これが大きなポイントで、保険業務などを取り扱っていないと、かなり厳しい科目になります。
これから保険業界で仕事をしようという人であれば、勉強してみるのも得策です。
特に注意しなければいけないのは、FP3級の実技試験の中で、最も合格率が低い科目だというところになるでしょう。
特殊な事情でもなければ、基本的には回避すべき科目です。

日本FP協会の実技試験として一科目だけ行われているのが、資産設計提案業務です。
この科目も広範囲にわたって知識が問われるのが特徴で、きんざいの個人資産相談業務に非常に近い形を持っています。
テキストでも実技試験の対象として挙げられていることの多い科目です。
FP3級の実技試験としては非常にスタンダードと言っていいでしょう。

FP3級の実技試験の中で、どれを取るべきかというところになりますが、基本は個人資産相談業務と資産設計提案業務です。
勉強方法も二つはほぼ変わりません。
どちらの団体で受験するのかというところで変わってきますが、大きな違いはないと考え、会場などの場所を優先してもいいでしょう。
それほど基本となることが問われる実技試験であり、学科試験を徹底的に勉強しておけば、恐れるほどの内容ではありません。

FP2級の実技試験の勉強法

FP2級の実技試験の勉強法も、FP3級と大差はありません。
基本となるのは学科試験の勉強であり、その知識を実務として活かすというのが基本スタンスです。
ただし、FP2級はFP3級よりも、科目が多くなり内容も細かく変わります。
解答方法にも差が出るため、しっかりと理解しておかなければいけません。

FP2級の実技試験はきんざいが4科目持っています。
個人資産相談業務は、FP3級と同様に学科試験の6科目すべてを含んでいます。
基本となる実技試験と言っていいでしょう。
FP2級の場合は範囲が広大に広がってしまうため、勉強しにくく見えますが、実は非常に浅い内容が広げられます。
勉強しやすい実技試験の科目と言えるでしょう。

中小事業主資産相談業務は、FP2級の実技試験の中心といってもいい内容を持っています。
中小事業主へのアドバイスをするという特化した内容で、経営状況や所有している金融資産といったものに対してどのような相談を受けるのかといった内容です。
シーンを想定しているため、はっきりとわかりやすい実技試験と言えます。
FP1級ステップアップしたいと考えている人であれば、将来的なことを考え、対策としても勉強しておくといいでしょう。

生保顧客資産相談業務は、FP3級の実技試験であった保険顧客資産相談業務の生命保険特化した科目と言えます。
生命保険に特化しているため、将来生命保険会社に勤めたいと言うのであればターゲットになるでしょう。
実際に保険に特化した配点になっており、保険業務を中心に勉強していくことが大切です。

損保顧客資産相談業務は、FP3級の保険顧客資産相談業務の中から、損害保険に特化した科目となっています。
生保顧客資産相談業務の損保版です。
こちらは生命保険会社ではなく、損害保険会社に勤めたいという人がターゲットになります。
試験範囲は、自動車保険から始まり、火災保険などを含む損害保険がターゲットです。

日本FP協会のFP2級の実務試験は、FP3級と同様に資産設計提案業務となっています。
範囲の考え方もFP3級と同じで、きんざいの個人資産相談業務と同じ内容と考えて差し支えありません。
非常に近い内容で、広範囲にわたって出題されます。
FP2級の基本とも言える実技試験となるため、勉強方法もスタンダードと言っていいでしょう。
実技試験に迷った時には、金財の個人資産相談業務課日本FP協会の資産設計提案業務を選ぶのが基本です。

FP1級の実技試験の内容と対策

FP1級は、他の級と比べて実技試験が少なく設定されています。
理由は単純で、すべての範囲を網羅している実技試験だけが残されたというだけです。
そのため、きんざいは資産相談業務、日本FP協会は資産設計提案業務という形で実技試験が行われます。
試験の範囲は、FP1級の試験範囲全てにあたるため、非常に難易度の高い試験となるのです。
さらに問題なのは、きんざいは面接で合否を決める試験と変わります。

きんざいの資産相談業務は、不動産がメインとなってきます。
もちろん、他の分野も出題されますが、慕う用の一つとして組み合わせという設定です。
不動産ですので、相続や事業継承と言ったことも関わってくるため、実際にありえそうなケースは想定しておかなければいけません。
2回にわたって試験が行われますがどちらも、合格する必要がありますが、合格率の高い試験でそこまで心配する必要はないのです。
問題は面接というところになるでしょう。

面接で口頭で試験が行われますが、10名で受けます。
面接の開始前15分に設例が渡され、1人12分の持ち時間で答える試験です。
色々と質問を受けながら口頭で返事をしていくことになりますが、そこまで緊張する必要はないでしょう。
事前に準備もできますが、注意しなければいけないのが服装です。
ファイナンシャルプランナーとしての力量を問われている試験ですので、ビジネスのシーン即した服装で臨むことが必要と言えるでしょう。

日本FP協会の、資産設計提案業務は、他の級と同様に筆記試験となります。
これまでと同様にすべての分野が出題範囲となりますが、記述試験と言っても選択式問題も含まれています。
実はFP2級よりも時間に余裕があるのが特徴です。
面接ではなく一般的な試験となるので、どうしても緊張してしまう人は、日本FP協会を選択するといいでしょう。

合格の点数の基準は、きんざいがわ200点満点中120点、日本FP協会が100点満点中60点と違いがあるように見えますが、実は同じです。
どちらも60%以上の得点により合格という仕組みとなっています。

まとめ

FP試験の実技試験は、特殊なように見えますが、学科試験とそこまで大きな違いはありません。
きんざいのFP1級だけは面接となりますので、ここだけは注意が必要です。
実技試験の対策としては、学科試験の内容を徹底的に勉強するのがベストな方法と言えるでしょう。

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