FP3級の資格とは何か?試験内容から合格率まで徹底解説!

FP3級の資格試験を受験するのであれば、試験の概要はもちろん、内容や合格率なども知っておきたいところですよね。そこで今回はFP3級の資格試験についてや合格率を紹介します。
 

 FP3級の資格とは?

ここでは、そもそもFPの資格はどういうものなのかと、FP3級についてを紹介します。

FP(ファイナンシャルプランナー)とは?

人生の夢や目標をかなえるために総合的な資金計画を立て、将来のライフプランに即した適切な資金計画やアドバイスを行うことを「ファイナンシャル・プランニング」といいます。

ファイナンシャル・プランニングには、家計にかかわる金融、税制、不動産、保険、教育資金、相続などの幅広い知識が必要になります。これらの知識を備え、相談してきた方の夢や目標が叶うように一緒に考え、サポートする専門家が、FP(ファイナンシャル・プランナー)です。

この資格は、2002年4月に国家試験になりました。

FP3級とは?

FP3級はFP試験の入門レベルの試験となっています。記事の後半でも紹介しますが、合格率の高さから独学で取得しやすいとも言われています。

FP3級の試験は1月、5月、9月の年に3回実施されています。チャンスの多い国家試験ですので、毎年多くの人が受験している人気の試験となっています。

FP3級の主催団体としてFP協会ときんざいの2種類となっています。学科試験では両協会とも問題が共通しているためどちらで受けても変わりありません。しかし、実技試験においては受験できる内容・科目数が協会ごとに異なってます。受験生は受検の申請時に実施団体と、実技試験の科目を1つ選択することになります。

FP3級は午前の学科試験と午後の実技試験に分けられいます。学科試験は120分、実技試験は60分の試験時間となっています。学科試験は60点満点で36点以上、実技試験は100点満点で60点以上正解することで合格できます。つまり、およそ6割正解することで合格できます。

以上の内容をわかりやすく表にまとめておきます。

試験月毎年1月5月9月
試験レベル入門レベル
主催団体FP協会・きんざい
試験時間学科試験:午前 120分実技試験:午後 60分
合格基準学科試験:60点満点中36点以上実技試験:100点満点中60点以上
受験料6,000円

 FP3級の試験内容

FP3級の資格試験には、学科試験と実技試験が用意されています。

FP3級の試験内容〜学科試験〜

FP3級学科試験の試験内容は以下の6つの種類です。
ライフプランニングと資金計画
リスク管理
金融資産運用
タックスプランニング
不動産
相続・事業承継

FP3級の試験内容〜実技試験〜

FP3級実技試験の試験内容は、FP協会が1種類、きんざいが2種類で計3種類です。FP協会は資産設計提案業務、きんざいは個人資産相談業務、保険顧客資産相談業務です。

FP協会の資産設計提案業務は、FPで学ぶ6分野全てが出題範囲となっています。問題は新聞や不動産のチラシ、金融商品のパンフレットなどを題材にした実務系問題が多くなっていますので、新聞や雑誌などをよく読んでいる人には解きやすいでしょう。出題範囲は、実技試験の3科目の中で一番広いですが、素直な出題パターンが多いので、難易度は3科目の中で最も低くなっています。

きんざいの個人資産相談業務は、金融資産、不動産、相続・贈与、ライフプランニング、年金、税金などが含まれます。FPで学ぶ6分野のうち、リスク管理を除く5分野となっています。市販されている問題集と類似した問題が出題される傾向があるので、対策が立てやすい試験とも言えます。

きんざいの保険顧客資産相談業務は、出題範囲が金融資産運用と不動産を除く4分野となっています。保険について学びたい、又は将来保険に関わる仕事に就きたいと決めている方はこの試験がおすすめです。

 FP3級資格取得のメリット

実際にFP3級の資格を取得することのメリットは、どんなものがあるのでしょうか?紹介していきたいと思います。

FP2級の受験資格を獲得できる

FP3級の資格取得のメリット1つ目は、FP2級の受験資格を獲得できる点です。

FP2級を受験するためには、AFP認定研修を修了していること、または2年以上のFP業務の実務経験があること、に該当する必要があります。この2つに該当しない方は、FP3級に合格していることで受験資格を得られます。

将来FP資格だけを仕事で活かしたい場合は、FP3級を通過点としてFP2級を受験する必要があります。FP3級とFP2級の同時受験はできませんので、FP2級の資格が欲しい場合はまずFP3級を受験しましょう。

お金の基礎知識が身につく

FP3級の資格取得のメリット2つ目は、お金の基礎知識が身につくという点です。

FP試験の勉強では税金や保険の活用など、お金に関する幅広い知識を学ぶため、資格勉強としてだけでなく自分の家計や生活設計にも生かすことができます。

また、お金の基礎知識が身につくことで仕事の幅も広がってきます。副業などの幅も広がってきます。例えば保険の見直しアドバイスや、マネー関連の記事を執筆するなどでお金を稼ぐことができます。

一生モノの資格が手に入る

FP3級の資格取得のメリット3つ目は、一生モノの資格が手に入るという点です。

FPの資格は国家資格です。国家資格の中には数年ごとの更新が必要で、そのためにその資格に関連する業務経験が求められるものがあります。しかしFPは、一度取得すれば有効期限がないため一生モノになります。

また、FP3級は国家資格の中でも簡単と言われている試験ですので、しっかりと勉強さえすれば多くの人が取得できます。

 FP3級の合格率は?

FP3級の合格率は以下のようになります。

学科試験

FP協会きんざい
2020年1月85.34%65.43%
2019年9月78.09%62.77%
2019年5月69.07%42.76%
2019年1月74.09%42.76%
2018年9月78.63%61.64%
2018年5月78.92%57.84%
2018年1月80.33%65.34%

実技試験

FP協会個人保険
2020年1月79.45%50.22%48.19%
2019年9月79.48%45.44%43.31%
2019年5月86.42%54.35%44.85%
2019年1月83.38%56.21%39.32%
2018年9月86.50%51.46%34.32%
2018年5月90.47%71.20%35.69%
2018年1月89.07%67.13%42.98%

FP協会は、学科が70~80%、実技は80~90%ほどであることがわかります。
きんざいは、学科が50~70%、個人は60~80%、保険は40~60%ほどであることがわかります。

きんざいの試験の方が合格率が低くなっていますが、きんざいの試験法人申込の受検者が多いことや、実技試験での専門性の高い出題により、合格率がやや低くなっているのだと考えられます。

 FP2級の試験日当日の注意点

最後にFP3級の試験当日の注意点を紹介します。ここでは注意点と共に当日の持ち物なども紹介しますので、確認してみてください。

持ち物

FP3級試験で必須になる持ち物は以下の4つです。

・受験票
・本人確認書類
・筆記用具
・計算機

以上の4つが必須になります。

・受験票
まず必要になってくるのが受験票です。受験票は試験の申し込みをすると、試験日の2〜3週間ほどまでに発送されます。受験票には以下のような内容が記載されています。

検定職種・等級、試験日、氏名、受験番号(学科試験・実技試験)、集合時間、試験時間、試験教室、試験会場案内

以上が記載されていますので、受験票が届いたら氏名、生年月日などに誤りがないか確認しましょう。そして、事前に試験会場までの道や路線を確認しておきましょう。

FP協会で受検の場合、本人確認書類に写真が貼付されていない、または貼り付けていない場合には、証明写真を貼付する必要があります。きんざいの場合は、本人確認書類の種類にかかわらず、写真貼付が必要です。

・本人確認書類
FP試験では、原則的に写真付きの本人確認書類(氏名・生年月日記載)を提示する必要があります。きんざいでは「本人確認が必要になる場合があります」と記載されている通り、日本FP協会ほど重要性は高くありませんが、一応持っておくといいかと思います。本人確認書類は以下の10個になります。

1.運転免許証
2.パスポート
3.個人番号カード(マイナンバーカード)
4.学生証(写真貼付)
5.在留カード・特別永住者証明証(写真貼付)
6.次に定める資格証明書類(写真貼付)
(弁護士、税理士、社会保険労務士、司法書士、宅地建物取引士、行政書士)
7.住民基本台帳カード(写真貼付)
8.健康保険被保険者証(写真貼付されていない場合、受検票へ写真貼付)
9.障害者手帳(写真貼付)
10.小型船舶操縦免許証

以上が本人確認書類になりますが、上記以外の本人確認書類は認められませんのでご注意ください。受験票の氏名が本人確認書類と一致しない場合、受験できません。ご結婚等により改姓された方や外国籍の方は、注意してください。

・筆記用具
筆記用具として使用できるものはHBの鉛筆またはシャープペンシル、消しゴムの2つです。

鉛筆で受験する場合は、折れてしまっても大丈夫なように数本を持っていきましょう。シャープペンシルで受験する場合は、替えの芯があるかをしっかり確認しておきましょう。

・計算機
受験票と同じく必須な持ち物が計算機です。FP2級の資格試験では計算問題が出題されるので、必要となります。試験会場での貸し出しは行われていないので、忘れずに持参してください。

計算機は、以下の条件に該当する場合のみ使用が認められます。
・電源内蔵のもの(そろばん不可)
・演算機能のみを有するもの。
・数値を表示する部分がおおむね水平で、文字表示領域が1行であるもの
・外形寸法がおおむね26㎝×18㎝の大きさを超えないもの

ローン計算や複利計算、計算過程がわかるような高度すぎる電卓は使用不可となっています。電卓は故障に備えて複数台、持参できますが、一度に使用が可能な台数は1台限りです。

当日の注意点

最後に当日の注意点を紹介します。

・試験会場には早めに着いておこう
交通トラブル等があるのでだいたい30分前には到着できるように家を出るといいかと思います。

・服装は調整可能なもので
夏はクーラーが寒すぎる、冬は暖房が効きすぎるなどは試験会場によってよくある話です。試験開始後に暑さや寒さが変化することもあります。その時のために、ファスナーやボタンを簡単に開けられる服装、腕まくりしやすい服にしておくと、自分で温度調整もしやすくなります。

・トイレは事前に済ませておく
学科、実技の開始時間前には、トイレに行っておきましょう。試験時間中にトイレに行きたくなると、おちついて問題に取り組めなくなります。試験中も原則トイレでの退出は禁止になっていますので、先に済ませておきましょう。

・早めに携帯の電源を切っておく
万一切り忘れて試験時間中に鳴ったら退場処分ですので、先に電源を落としておきましょう。

・回答内容はしっかりと書き込んでおく
FPの資格試験は問題冊子を持ち帰ってもいいので、回答する時は問題冊子にも答えを書いておきましょう。当日の夕方ぐらいには色々な資格学校のホームページなどで回答速報が発表されるので、書き込んでおいた答えを自己採点しましょう。

 まとめ

今回は、FP3級の資格試験についてや合格率を紹介してきました。FP3級を受験するには知っておくべき内容だと思います。ですのでぜひ参考にしてみてくださいね!

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