行政書士は仕事がない?仕事がないと思われる理由についてを解説

行政書士は、資格を取得しても「仕事がない」というようなイメージが最近は定着しつつあります。行政書士の仕事がないと思われてしまう理由や、仕事がないときの対策についてを詳しく解説します。

行政書士は仕事がない?

行政書士になっても、「仕事がない」「仕事がないから食っていけない」などの噂を良く見かけるため、行政書士になろうかどうか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。行政書士とは、「法律に関する専門家」であり、さまざまな書類作成や申請代行を行うことをおもな仕事としている「士業」の1つです。行政書士は、法律系の国家資格の中では比較的難易度が低く、受験資格もないことから、非常に人気のある資格試験です。

そのため、必然的に行政書士の資格保持者が年々増加し、競争相手が多くなってしまうことから、「仕事がない」という事態になる人も少なくはありません。また、行政書士は、求人自体が少ない職種でもあります。そのため、行政書士の資格を取得しても、独立開業をしない場合には、仕事がないといった状況におちいってしまうことも大いにあります。このようなことから、行政書士という資格は、「取得をしても仕事がない」といった話をよく聞くことが多いのです。

行政書士は「仕事がない」と思われてしまう理由

行政書士はそもそもが「独立開業型」の資格であるため、行政書士として企業で働くといった案件が少ない職種です。そのため、企業に属するタイプの行政書士登録をした場合には、どうしても求人を探すことが難しくなってしまいます。さらに、行政書士は仕事内容自体が専門的なものであるため、行政書士事務所以外での需要が少ないことも、仕事がないという結果に繋がってしまうのです。

また、行政書士は独立開業型の資格であるため、ほとんどの人が独立開業を目指します。しかし、行政書士に限らず、士業の世界は競争社会であるため、実務経験や人との繋がりが重要になります。そのため、新米の行政書士よりも、長年開業している行政書士の方が圧倒的に有利であり、仕事が集中してしまうということが多くあります。このようなことが理由で、行政書士として開業をしても、仕事がなく1年以内に廃業してしまう人もいます。

そのため、行政書士は、開業から5年以内に廃業する人が9割にものぼるというデータが出ているのが現実です。このようなデータや噂から、「行政書士は仕事がない」といったイメージが強くなっていることも事実でしょう。また、行政書士の仕事とは、官公署に提出する書類の作成や、申請代行・代理がおもな業務であり、その種類は1万種類以上もあると言われています。

さらに、行政書士の仕事は「独占業務」であるため、実際には仕事自体は多く存在します。しかし、このような行政書士の代行・代理業務は、「他人の代行作業」であるために、「頼まずとも自分で行える業務」であると思われてしまいがちであることから、実際に資格を取得しても「仕事がない」といったイメージにも繋がりやすいのです。また、行政書士は、社会保険労務士や税理士などのように「顧問契約」を結びことも少ないため、仕事が安定しないといったイメージも強いようです。

他にも、インターネット上で行政書士で検索した場合に、「仕事がない」といった内容の記事がたくさんヒットすることも理由の1つであると言えるでしょう。行政書士は、人気のある資格であるため、資格保持者も多く存在します。そのため、行政書士として独立したものの、「仕事がなく廃業しました」というような人が必ず一定数出てしまうことは、やむを得ないことでもあります。

しかしながら、インターネット上での書き込みは、どうしてもこいうった「マイナスな内容」であるものがヒットしやすく、見られやすい傾向があります。このようなことから、「行政書士は仕事がない」といった、ネガティブなイメージが強く付いてしまう結果となってしまったのです。

行政書士で仕事がない人には原因がある

行政書士で仕事がないという人には、何らかの原因があります。なぜなら、行政書士は仕事がないと言われていますが、実際には安定した収入を得ている行政書士も存在しているからです。行政書士の業務は、誰でもできるようなものであると思われがちですが、実際にはその内容はとても複雑なものが多いです。そのため、行政書士が行う業務を自分で行う場合には、書類作成をするための知識を一から調べるなどの、時間や手間が多く必要になります。

さらに、作成した書類を官公署に提出するには、役所が開いている平日の限られた時間のみです。そのため、これらの行政書士が行う業務を自分で行うとなると、行政書士に依頼するよりも何倍もの時間と手間を要することになります。このような理由から、行政書士の仕事は、専門性が高く一定の需要があるために、仕事がないということはありえないのです。

このように、一定の需要があるにも関わらず「行政書士は仕事がない」と言う書き込みをしている人とは、「力量不足である」ということが原因であると言えるでしょう。行政書士は、独立開業をすることがメインの資格ですが、まったく実務経験や能力がないのに独立開業をしても、顧客が増えることはありません。そのため、先の見通しを立てずに安易に独立開業をしてしまうと、行政書士としての仕事がない、といった状態が続いてしまう可能性は大いにあるでしょう。

また、行政書士として仕事を取るには、自ら営業活動を行うことは必須です。そのため、行政書士の資格を取り、独立開業をしただけで仕事があると思っている人の場合には、仕事がないといった状況におちいってしまう人も多いのではないでしょうか。行政書士という資格は、取得をしただけで自然に仕事が入ってくる、といったことはありえません。これは、行政書士だけに限らず、他の仕事であっても同様のことです。

また、それに輪をかけて、行政書士は資格保持者も多いことから、競争の激しい業界でもあります。そのため、積極的に実力を磨くことや、営業活動などを行っていない行政書士の場合には、仕事がないといった状況におちいってしまうのは当然のことです。このようなことから、行政書士で仕事がないという人は、「自分の実力を磨かない」「営業活動を行わない」といったような原因がある人であると言えるでしょう。

行政書士の仕事がないときの対策

行政書士の資格を取得したばかりの人は、仕事がないことは仕方のないことです。まずは、行政書士としての仕事の依頼を受けるためにも、実務経験を積むことが必須になります。行政書士として実務経験を積むには、「行政書士会の主催する研修」に参加することがもっとも簡単な方法です。ただし、行政書士会の研修に参加するためには、行政書士会の登録は必須です。

また、行政書士会に登録するには、登録料や会費も必要になります。行政書士会への登録料や会費などをおおまかにまとめると、およそ250,000円程度は必要になります。また、行政書士の資格を取得後に、すぐに独立開業するという場合には、しばらくの間は実務経験を積むだけの期間が続くことが予測されるため、あらかじめ開業資金とは別に維持・継続するための資金を用意しておくことも必須であると言えるでしょう。

このように、行政書士は、先の見通しを立てて開業をする人が少ないことから、5年以内に9割もの人が廃業してしまうという結果に繋がっています。そのため、行政書士として独立開業し継続していくためには、開業後数年間持ちこたえられるだけの資金を確保しておくことも重要になります。また、行政書士として仕事をするには、顧客の存在が必要不可欠です。行政書士として顧客を得るためには、やはり営業活動を行うことがもっとも効果的であると言えるでしょう。

行政書士としての営業活動とは、異業種交流に参加し人脈を広げることや、行政書士会の総会に出席し先輩行政書士との繋がりを作ること、広告を作成しポスティングを行ったり、インターネット上で広告を出すことなど、自分が思いつく限りのさまざまな活動を行うことです。このように、行政書士として自分ができる限りの営業活動をすることにより、必ず成果へと繋げることができます。

行政書士として独立開業をするのであれば、「仕事がない」というような愚痴を言うのではなく、自ら行動をして仕事に繋げていくというような、努力を惜しんではいけません。このように、努力を惜しまずに取り組む姿勢を持つ人の元に、仕事はたくさんやってくるようになっているのです。そのため、行政書士としての「仕事がない」と言うような暇があるのであれば、積極的に実務を積んだり営業活動をするなどの、行動に移すことをおすすめします。

まとめ

行政書士は、「仕事がない」というイメージが強い職種です。しかし、行政書士とは、独占業務でもあり、専門的な知識を必要とする業務が多いことから、行える業務は1万種類以上もあると言われています。そのため、実際には行政書士としての仕事は、いつの時代も一定の需要があると言えるでしょう。しかしながら、行政書士としての仕事がない、という人も存在することは確かです。

このように、行政書士の仕事がないと言う人は、行政書士という資格の問題ではなく、その人の「仕事に対する姿勢が原因」であると言えるでしょう。なぜなら、行政書士は資格を取得しただけで、仕事が自然と入ってくる職業ではないからです。行政書士は人気のある資格であるため、毎年多くの人が保持する資格です。そのため、行政書士として独立開業する人は多く、競争の多い業界でもあります。

このようなことから、行政書士として自分の実力を磨くことや、仕事を受けるための営業活動を行わない人は、「仕事がない」という状態におちいってしまうのは当然のことであると言えるでしょう。

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